2009年12月18日金曜日

数値

個人的に有益な記事があったのでご紹介。

理系クンが書くマニュアルが読みづらい理由:日経ビジネスオンライン

いわゆる理系ネタの本。「僕オタリーマン」の人も書いているが、あちらは「夫」側視点で、この本はそういう理系の人を夫に持つ「妻」側からの視点で書かれている。

その著者との会談記事なのだが、ここでの「妻」側の視点がとてもゲーム開発に有益だと感じたのだ。
記事を読んで頂ければ分かるが、妻すなわち文系側は物事をファジーに捉える。「こういう色と形」で表現しようとする。一方夫すなわち理系側は、「こういう数値と名称」で表現しようとする。

これは今まさに私が行っている開発でも感じている問題で、
数値が得意な人は「武器Aは攻撃力が低いが、一度に与えられる攻撃回数が多いから最終的には武器Bより勝る」という表現をする。
だがそれは計算しなければ得られない結論で、私のように計算が苦手な人間は、パッと見で攻撃力が高いほうばかりを優先して使ってしまう。要は強そうならいいのだ。
ヘビーゲーマーから見れば前者が当然と思うのだが、ライトゲーマーはどうだろう?
今や完全に乖離しているヘビー層とライト層のユーザーは、実はこの視点の違いが大きく関わっているのかもしれない。

(つまり記事を読んで、武器にレベルないし威力度などの総合判断できる数値があると便利だなと思いつくことができたので、有益だった次第。)

周囲にゲーム好きの多い私の友人達はどんな意見だろう。聞いてみたいところだ。