2010年10月19日火曜日

足尾銅山10年5月2日

気が向いたのと、写真がたまってきたので旅写真を掲載します。

さて、長崎旅行が終わったあとの5月。
東京から日帰りで行ける、見ごたえのある廃墟となると、その時点で思いつくのは「足尾銅山」でした。
いわゆる鉱山系廃墟というのが未経験だったのと、内部に入れずとも外で十分楽しめるだろうという考えから、思い立って行ってみました。

足尾銅山は、実は日光やいろは坂、中禅寺湖から南西の方にあります。
もちろん山を挟んだところにあるので、アクセスはほぼなく、国道122号線でのみ繋がっています。
実際行く方法は、群馬県桐生市相生駅などから、わたらせ渓谷鉄道というローカルなディーゼル鉄道で向かいます。









わたらせ渓谷は御影石の産地だそうで、川の岸辺には真っ白な石が大量に転がっています。



そして終点の間藤駅に到着します。
足尾銅山はわたらせ渓谷鉄道の最も奥にあるのです。



さっそく、間藤から足尾銅山の精錬工場までの間にかつて通っていた廃線路の上を歩きます。
途中、水が流れていて枕木が沈んでいるなど、歩きづらいところはありますが、どうにか進めます。



歩きぬけると、川を挟んで反対側の禿山が見えます。
線路の脇は国道が併走しているので、単に歩きにくい道を使ったにすぎませんが…。



工場が向こう岸に見えます。大煙突がすばらしい。
でも……鉄骨のやぐらが解体中なのか見えない……。



超解体されてるーーー!
様々な廃墟好きが写してきたシンボルですが、タイミング悪く寿命が尽きたようです……。



ここでも、長崎の経験を生かしてお墓を探すと、やはりちょうど見晴らしのいい丘に墓地がありました。
ちょっとお邪魔して撮影。






なんかどぼどぼ。




こちらはおそらく、急な大雨で流出する土石流などを逃がすためのものと推察。すごい角度があります。



どんどん終点駅から先へ進んでいくと、砂防ダムが見えます。
手前に公園があって、帰り際に立ち寄りましたが省略。
工場を見るだけ見たので、もう1つ狙っている絶景スポット、日本のグランドキャニオンと言われる松木渓谷へ侵入します。
この先、車は通行止めのゲートがあって進めません。



公害で木々が生えず、岩山だらけなので、すごい光景です。



確かボタ山と呼ばれる、コークスだか何だかとりあえず要らないものの山だったような。



進んで右手側。結構な距離を進んでいます。本当にぺんぺん草しか生えてないような光景。5月でこれですから本当に不毛な土地です。



正面。
左は石の山。



ここにはかつて村がありました。しかし公害で無くなってしまい、残された跡はこの碑のみです。面影も全くありません。この構図は有名で教科書にも載っていたような気がします。



茶色い世界。



コスモキャニオン。



あの山が途切れた先が、本当の見所らしいんです。
でもここまで来るのに山道を数キロ進んでいます…。



そして行く手を挟む土砂崩れ現場。
白い帯はガードレールです。
道なんてありません。。

で、その上を進もうかと思ったんですが、予想以上にガチで崩れていて、一歩間違えば滑落しそうな場所でした。
ただそれでも行く人は行くようで、3~4人の方が奥から戻ってきていました。

私はといえば、ついででやってきた軽装備なのと、崩れそうな岩の上を歩けるような登山靴ではない単なるシューズなので、
数歩ほどクライムしてみましたが、あまりに足元に自信が持てないので断念して引き返すことに。いのちだいじに!

でもいつかリベンジしたいですね。



そんな感じで、今回の旅は終わりました。
本当はもっと色々回りたかったですが、足尾はとても広いので、1回では攻略できません。その上、渓谷の行き帰りで相当時間が掛かってます。
奥が深い足尾。ぜひ他の方も訪れてみてください。
※食事する場所は基本ないです。。

2010年10月8日金曜日

帰省の連絡

10月9日~11日まで、実家に帰省します。
方々への連絡は特にしていないけれど、ぐだぐだしているので、お暇な方は連絡ください。