2010年4月18日日曜日

旅3日目その2 長崎探検

さて、軍艦島から帰ってきたところで、ご飯を探します。
最初は特に意識していなかったのですが、やはりせっかくの旅なので、滞在したり途中に休憩できる場合は、その土地の特産品を食べようという第2の目標をこの時立てていました。

となれば目指すはやはり、長崎ちゃんぽんでしょう!
噂ではちゃんぽんチェーンのリンガーハットと、地元のちゃんぽんは味が違うらしいので、
となると自分はまだ本当のちゃんぽんは食べたことがないと言えます。
で、とにかく地元の人が行ってそうな昔ながらのお店が、最も郷土の味に近い筈と踏んで、
大波止と長崎駅間をうろうろと歩き回りました。

そうして裏路地で見つけたのが中華料理屋の「金龍」です。
まさに希望通りの、昔ながらで地元の人に親しまれているようなお店。
実際、出前の注文も多いらしく経営してるご主人とその家族の皆さんは忙しそうにしてました。
そして出てきたちゃんぽんと餃子。


これがウマい!
他の地元のちゃんぽんを食べ比べた事はないので、地元的ランクは分かりませんが、少なくとも自称ラーメン好きの自分が驚くほど美味しかったです。餃子もウマいし、はっきり言って文句をつけられる部分がありませんでした。ここまで気に入る店は中々ありません。

こうして満足したところで、次はどうしようかと悩みます。
とりあえず、1日2回も船旅をするのは元々酔いやすい体質なので気が引けて、結局高島や池島行きは保留に。代わりに長崎の町並みを見てみようと思い、坂を上ってみることにしました。
長崎は坂の町で、事実長崎駅を挟んで東側はすぐに斜面になっています。
よく見るとお墓が立ち並んでおり、自分の個人的持論ですが、坂道の多い街では、見晴らしのよい場所に墓地が立てられるのではないかという推論を持っているので、さっそく墓地を目指して登ることにしました。

お墓への道は聖無動寺というお寺から続いていましたので、敷地に入ってみると、なんとも立派な不動明王らしき像が。


なんて思いながら右手側を見れば……


でかっ! なにこれ!? 隠れキリシタンが使う聖母マリア像に似せた観音菩薩像とそっくりで超巨大。もしかして名前だけ聞いたことがあるが長崎観音というのはこれの事……?
(記事を書きながら調べた所、そのようです)
山奥とかにあると思いきや思いっきり駅近くにあったので街の風景とかなりミスマッチですが、でも長崎が原爆落とされた場所だったりする点を踏まえると、あってもおかしくない宗教施設なのか?

とりあえず気にしないことにして、お墓の並ぶ階段を延々と登っていきます。
結構な斜面に作られていて、階段も急勾配です。何より真昼間に他人の墓の間を抜けて一人で坂を上っているという奇妙な体験、そうそうありません。何してるんだ自分。
明らかに不審者めいているのが後ろめたくなって、「ちょっと通りますよ」的な独り言をお墓に述べながら上っていくと、


こんな感じの景色が広がりました。
広角レンズを持っていないので風景の広がりを伝え切れませんが、実際はもっとパノラマに見えています。
で、さらに登っていくとホテルの駐車場に繋がっていて、一応そこが登りきった場所のようです。周囲を調べると停留所があり、登って疲れたのでバスで降りようと思い、ちょうどやってきたバスに乗り込んでみました。

が、そのバス、どうも逆方向くさい山の方向へ進むじゃありませんか。このままではどこに連れて行かれるか分からない! と思って、次の停留所であわてて降りました。そこがここ。

どこだこれ…。

どうも野球場のようで、さらに奥に行くと公園があり、桜並木らしく早咲きの白い桜はもう咲いていました。この日長崎は暖かく、桜前線が走りだしていたようです。
で、えっちらおっちらバスが来た道を逆に歩いていき、途中の風景を撮影しつつ、


長崎の空にはタカかトンビか、おおきな猛禽類らしき鳥が何羽か飛んでいました。写真中央の影がそれです。


ようやく急勾配な墓の坂道に戻り、長崎の坂に恐怖しながら降りていきました。


これ転がったらリアルフミコの告白ですよ。

という感じで、どうにか駅前まで戻ることができました。
次は夕方から夜を、日本三大夜景のひとつ、稲佐山からの長崎の夜景を撮影するためにケーブルカーを目指します。

最後に長崎の猫。寺と野球場で出会いました。





3枚目の猫は右目に傷が走っていて、毛がたてがみのようで風格あふれまくってました。
4枚目の猫はおすまし上手。

しかしこの旅報告、長すぎますかね?
まさか3日目が3つに分かれることになるとは…。
予定では3日目その3、4日目、5日目その1、5日目その2~6日日ゴール となっています。
もうちょっと絞るか…。

1 件のコメント:

  1. 面白いんで、俺はぜひ長く続けて欲しいですけどね。けっこう細かく旅の記録つけてたのな。

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